テスコのもう一つの特徴は、教育スタイルにあります。「現場教育専門」つまり、教室での授業に力を入れているということです。
子供たちが英語を学習する場は、ここ数年増加の一途をたどっています。その形態、規模、教育方針などは組織によって様々です。たとえば学習参考書などを出版する会社がテキストやテープといった教材教具を生徒に販売し、各地域で委託されたパート講師が、それを基に自宅で授業をする英会話教室。学習塾が多様化の一策として、英語科を併設する場合もあります。また、絵本タイプの幼児向け英語教本や、英語会話のDVD教材などの訪問販売も後を絶ちません。こうした教材主体の学習がどれだけ効果があるのかは疑問なところ。
テスコの場合は現場教育を重視し、教材・教具の販売は一切ありません。DVD教材などの販売やOn Line のみを強調した例も多く存在します。クオリティの高い現場教育主体にこだわった授業姿勢こそ、テスコの事業理念そのものなのです。